For Future巡回公演シリーズ茅ヶ崎公演

神奈川フィルが、茅ヶ崎ゆかりコンサートを開催！

「モーツァルトの名曲と山田耕筰の功績」と題し、茅ヶ崎市にゆかりのある日本を代表する作曲家・山田耕筰の作品を取り上げます。ソリストには、茅ヶ崎市出身のバリトン歌手・竹村淳が出演。竹村氏は国立音楽大学声楽科を卒業後、海外で研鑽を積み、帰国後は数々のオペラに出演。「茅ヶ崎が誇る名バリトン」として注目を集めています。また、ソプラノには逗子市出身の山田麗を迎えます。山田氏は声楽家としての活動に加え、NHK連続テレビ小説『エール』に女優として出演するなど、多方面で活躍しています。

作曲家で神奈川フィル桂冠芸術顧問の團伊玖磨は1938年、父親に連れられて山田耕筰と面会した際、山田から「作曲をやらせましょう」と勧められたという逸話が残っています。その後、1942年に東京音楽学校（現・東京藝術大学）作曲科に合格。こうして山田耕筰 ― 團伊玖磨 ― 現田茂夫という音楽の系譜が受け継がれ、今回の公演はそのつながりを象徴する特別な舞台となります。山田耕筰の作品群「からたちの花」や「待ちぼうけ」「この道」がオーケストラの特別編曲版によって地元の歌手たちに歌われ、珠玉の名曲がよみがえります。