オーケストラの維持には、皆様のサポートが必要です。
神奈川フィルをもっともっと魅力的なオーケストラにするためのお力添えをお願い申し上げます。
オーケストラは70人のプロフェッショナル集団
オーケストラはプロフェッショナル演奏家の集まりです。多くのプロ奏者による生演奏だからこそ、オーケストラならではの迫力と繊細さ、幅広い表現が可能になります。オーケストラが本来の魅力を発揮するには、これだけの人数がどうしても必要なのです。
オーケストラには年間8億円以上が必要です
プロフェッショナル・オーケストラが演奏活動を行うためには、人件費やホールの使用料、事務費など多くの費用を必要とします。神奈川フィルの年間経費は実に約8億円にも上ります(2017年度実績)が、この金額は日本の常設プロフェッショナル・オーケストラ25団体の平均を下回っており、オーケストラが活動を維持するためには最低限の金額と言えます。
コンサートでの収入には限界があります
オーケストラは毎回異なるプログラムを様々な指揮者と演奏するため、コンサートのたびにリハーサルを行うことが欠かせません。そのためコンサートは年間150回程度が限度と言われています。また、生演奏であるがゆえ会場の大きさにも制約があり、客席数は2,000席程度が最適な大きさと考えられています。チケット料金の設定にも限界があり、コンサートを通じて得られる収入は多くても年間4億円程度です。つまり、最低でも毎年3億円以上は、何らかのサポートを受けなくてはなりません。
どのオーケストラもサポートを必要としています
こうした構造は、世界中のオーケストラでも同じです。どのオーケストラもそれぞれの方法で国や地域、法人、個人などからサポートを得て、なんとか演奏活動を維持しています。一般にヨーロッパでは国や地域、アメリカでは個人や法人がオーケストラを支えています。神奈川フィルの場合、年間3億円弱の公的補助を国や自治体などから受けていますが、安定した活動を維持し、さらに優れたオーケストラとして発展してゆくためには、皆様からの継続的なご寄付が必要不可欠なのです。