みなとみらいシリーズ定期演奏会第398回

三島由紀夫生誕100年 世界の巨匠、文藝を振る！

現代音楽の巨匠、ミニマル・ミュージックの旗手である作曲家フィリップ・グラス。ピアノとオーケストラのための協奏曲 ＂Mishima＂は、生誕100年を間もなく迎える三島由紀夫の半生を描いた日本未公開映画「Mishima」をピアノ中心の協奏曲に蘇らせた日本初演作品。指揮者デニス・ラッセル・ディヴィスは、黛敏郎1954年作曲の「饗宴」を、三島を投射した本作品に対比させ、さらにスラヴの血を合わせたドヴォルジャークの7番の交響曲が、この公演の信憑性を確信させる。本公演の文藝的視点の価値は、民族の香り滴る３つの銘曲の接点にこそ見出せると期待していただきたい。

13:35より舞台上にて楽団員によるプレ・コンサートを開催いたします。

楽団員によるチェロ・アンサンブル

バリエール／2つのチェロのためのソナタ ト長調より第1楽章（上森祥平、髙木優帆）

ガルデル／ポル・ウナ・カベ―サ