©井村重人

 

日頃より神奈川フィルハーモニー管弦楽団へ格別の御支援、御協力を賜り厚くお礼申し上げます。2023 年4 月1 日より、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の新しいコンサートマスターとして、国内外で活躍するヴァイオリニスト 大江馨氏を迎えることとなりました。大江馨氏は、日本音楽コンクール第1 位をはじめ世界の名だたるコンクールでの受賞歴があり、神奈川フィルとは2014 年12 月の第9 回フレッシュ・コンサートで初共演。来年4 月からは首席ソロ・コンサートマスターの石田泰尚と2 名体制でのぞみます。

(大江馨氏からのコメント)
高校生からの5 年余りを過ごし学生時代から何度も演奏の機会を頂いた、私にとって第2の故郷と
言える神奈川のオーケストラのコンサートマスターに就任することとなり、大変光栄に思います。
素晴らしい音楽の世界をオーケストラの皆様と共に探求できることが楽しみでなりません。
神奈川フィルの伝統を受け継ぎ、日々精進して参ります。

 

 

プロフィール
仙台市出身。桐朋学園大学ソリストディプロマコースに特待生として入学。同時に慶應義塾大学法学部にて学び、卒業後、ドイツ・クロンベルクアカデミーを修了。2019 年レオポルトモーツァルト国際ヴァイオリンコンクール第3 位ならびに委嘱作品賞受賞、2019 年アントン・ルービンシュタイン国際コンクール第2 位、2013 年日本音楽コンクール第1 位、併せて増沢賞他全賞受賞等国内外にて数々の受賞。これまでに尾高忠明、山下一史、山田和樹、川瀬賢太郎各氏等の指揮でNHK 交響楽団、ミュンヘン放送管弦楽団、東京フィル、神奈川フィル、新日本フィル、東京交響楽団数多くのオーケストラと共演を重ねる。渋谷由美子、堀正文、漆原啓子、堀米ゆず子、クリスチャン・テツラフの各氏に師事。2020 年2 月にはデビューCD「ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲」(オクタヴィア)をリリース。使用楽器は、文京楽器協力のもとBeare International Society より貸与されているJ.B.Vuillaume。