みらい予想図!vol.19 1月のみなとみらいシリーズ定期演奏会

掲載日:2017年11月17日

皆さん、こんにちは。いよいよ本格的な冬到来の12月。今回の「みらい予想図!」は、1月の定期演奏会みなとみらいシリーズです。
 
1月の定期演奏会でお贈りするのは、ベルリオーズの序曲、リストのピアノ協奏曲第2番、そしてイタリア・オペラの名曲集ですが、今回は、前半でお送りするリストのピアノ協奏曲第2番にスポットを当てていきたいと思います。
 リストのピアノ協奏曲については、皆さんきっと「1番」の方が耳なじみがあるのではないでしょうか?今回お聴き頂くこの「2番」の協奏曲は、個人的には「1番」よりもリストの魅力がたっぷり詰まった曲ではないかと思います。大好きな曲です。
 リストはご存知の通り、数多くのピアノ曲を作曲しましたが、その中でもこの協奏曲は「巡礼の年第2年「イタリア」」と同時期に作曲されていて、巡礼の年の作品や、彼のピアノソロ曲のエッセンスが沢山織り込まれています。旋律をオクターヴで演奏する箇所や、場面転換をする箇所に現れる細かな高音のパッセージは、巡礼の年のソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」や、「ペトラルカのソネット」などに多用されています。また、彼の作品に必ずと言っていいほど登場する甘美なメロディーは、リストのロマンティシズムの象徴する様な音楽で、彼のロ短調ピアノソナタやバラード等でも受け継がれています。
特に、この「2番」の協奏曲では、ピアノとチェロのソロが聴き所ですが、彼のピアノ作品だけではなく、「前奏曲(レ・プレリュード)」など彼の管弦楽作品のエッセンスも聴き取ることができます。「2番」は前出の「ダンテを読んで」や「ロ短調ピアノソナタ」と同じように、全体を通して曲に切れ目はありませんが、楽譜に記されているテンポ表記が変わるところから、場面がガラっと変わります。ピアノ協奏曲でありながら、レチタティーヴォ付きの短いオペラを聴いているかの様に感じられます。
演奏時間は約20分と決して長くはありませんが、リストの魅力をたっぷり楽しむことが出来る一曲と思います!演奏は、定期演奏会初登場の園田隆一郎マエストロと、ピアニスト福間洸太朗さんです!今回の演奏会を期に、是非リストの他の作品も皆さん聞いてみて下さいね!皆さん、1月27日は、ぜひ横浜みなとみらいホールへ足をお運び下さい!